2日目はコロンボからアヌラーダプラまで4時間かけて車で行き、寺院を観光したあと、その後シーギリヤまで一気に移動します。
朝食はホテルのバイキング形式です。ライスをプレートの中心に載せて、好きなカレーを選んで周りに配置する、ライス&カレーという形にするのが一般的なようです。
この日は、7時からレストランオープンで、朝8時に出発。食後15分ほど蝶を撮影する時間を作って、ホテルの周りを散策しました。
最初に見つかったのは非常に小さなセセリチョウ。サイズ的にはホシチャバネセセリくらいで、明らかに日本にはいない種です。
後で調べると
ヒナタキマダラセセリ(Taractrocera maevius)と判明しました。キマダラセセリに近縁なチョウのようです。
■ヒナタキマダラセセリ
Taractrocera maeviusこのチョウを草むらに入って撮影していると、ホテルの門番に危ないから撮影はダメと言われました。よく理由が聞き取れなかったのですが、恐らく毒蛇がいるからなのでしょう。この草むらにはほかの蝶影もあったのですが、制止されてしまったのでおとなしく撮影を諦めました。
さて、車でアヌラーダプラに向かいます。スリランカの車の運転はすさまじく、前方が良く見渡さなくても平気で車線を飛び出して前の車を抜かしていきます。信号もほとんどありません。野良犬もよく道路周辺でうろついています。クラクションは鳴りまくりでハラハラの連続で肩が凝りましたが、事故が起こっている様子はありません。最低限事故がおきないよう、せめぎ合いながらもお互いの意思疎通と危険予測によってこの交通ルールは成立しているようです。
アヌラーダプラにて昼食に立ち寄ったレストランは、またもやバイキング形式でした。
野良猫に必死にせがまれながら食事をしました。食後は少しだけ周辺でチョウの撮影。小さなシロチョウが求愛飛翔を行っています。キチョウかと思いきや、翅を広げて静止したところを見ると紋様はモンキチョウの仲間のようです(翅の表は撮影できず)。しかし、モンキチョウの仲間は翅を広げて静止することは滅多にありません。よくよく調べると、ツマアカシロチョウの仲間だということがわかりました。
該当する和名がないので、
アマタツマアカシロチョウ(Colotis amata)と呼ぶことにします。
■アマタツマアカシロチョウ
Colotis amataボロボロですが、ここでもヒナタキマダラセセリ(Taractrocera maevius)がいました。
■ヒナタキマダラセセリ
Taractrocera maevius
アヌラーダプラに着いたら、イスルムニヤ精舎、スリマハ菩提樹、ルワンウェリ・サーヤ大塔を巡りました。ガイドさんは一生懸命歴史について説明してくれますが、私はチョウの探索で頭がいっぱいでほとんど右から左でした。すみません。とりあえず、アヌラーダプラは紀元前4世紀~10世紀ごろに栄えた、スリランカ最初の王国だそうです。
↓イスルムニヤ精舎です。基本的に寺院の区域は外であろうとすべて裸足で入ります。
↓仏陀は菩提樹の下で悟りを開いたのですが、その菩提樹の挿し木で育ったのがこの菩提樹だとか。菩提樹のお参りは14時に開門し、訪れた方は蓮の花を持って祈りを捧げていました。
↓サルの多さにはびっくりします。普通にゴミ箱あさっています。
↓ルワンウェリ・サーヤ大塔です。すごく大きいです。川からくみ上げた水で周辺を清掃しているのですが、タガメとゲンゴロウの死骸でいっぱいでした。
移動の途中で、ウスキシロチョウとリュウキュウミスジを撮影しました。どちらも沖縄や奄美大島に棲息しています。
■ウスキシロチョウ
Catopsilia pomona■リュウキュウミスジ
Neptis hylasシーギリヤに向かう途中、スパに寄りました。お値段一人1万円と割高で、その割にはあんまりだったような…。おススメはできません。ただ、私はウクライナの美女集団と一緒にタオル一枚でサウナに入るという体験ができました。
本日の宿泊はホテルシーギリヤです。ここは雰囲気がとても良い宿でした。夕食はまたもやバイキング形式。さすがに三食連続バイキング形式は飽きてきます。