スリランカの旅5日目(2018/10/10) |
今日も朝から蝶探しです。
林縁で見つけた妖しい蝶影を追いかけるとヤブイロメヒメジャノメ(Mycalesis patnia)でした。ぎょろっとした特異な眼状紋を持つ非常にインパクトのある紋様が魅力的で、是非と会いたいと思っていた種です。"Mycalessis junonia"というシノニムが示すように、タテハモドキ属(Junonia属)を連想するような大きな目です。ちなみに当和名は”世界の蝶図鑑500種”で名付けられているもので、恐らく英名の"Gladeye(色目) Bushbrown"から採ったものと思われます。他に和名も見当たらないので本ブログではヤブイロメヒメジャノメで紹介します。
■ヤブイロメヒメジャノメ
Mycalesis patnia
もう1種ヒトツメジャノメ属(Mycalesis属)を紹介します。スリランカ固有種のタミルヒトツメジャノメ(Mycalesis subdita)です。実はヴィサラヒトツメジャノメ(Mycalesis visala)の1亜種として紹介している図鑑もあれば、独立したスリランカ固有種として紹介している図鑑もあり、ネット上ではどちらが正しいかは不明であるという記載も見当たります。とりあえず、手持ちのスリランカの蝶図鑑では独立種として取り扱ってるのでそれに従います。ちなみに和名は、英名"Tamil Bushbrown"から勝手につけました。もう少し綺麗な個体を撮影したかったのですが。
■タミルヒトツメジャノメ
Mycalesis subdita
ここでもセイロンウラナミジャノメ(Yprhima ceylonica)が10数頭見られました。もっと撮影したいのですが、他の種を探すことが優先です。
■セイロンウラナミジャノメ
Yprhima ceylonica
東南アジアでおなじみのメスアカルリモンジャノメ(Elymnias hypermnestra)がいました。相変わらず翅表の撮影は困難を極めます。スリランカ産は固有亜種であり、オスの翅表に薄青い紋様がないので当初は別種だと思っていました。
■メスアカルリモンジャノメ
Elymnias hypermnestra
おそらく合っていると思いますが、セイロンキマダラセセリ(Potanthus pseudomaesa)です。先日撮影したスリランカキマダラセセリ(Potanthus satra)とそっくりですが、こちらの方が体サイズが大きいです。本種の分布はインドに広く分布しますが、スリランカでは珍種の部類です。
■セイロンキマダラセセリ
Potanthus pseudomaesa
↓朝食もフレンチみたいな感じです。
↓$購入したブルーサファイアののネックレスです。
↓こんなサイズの宝石もありました。いくらするのでしょうか…。
↓紅茶工場を見学しました。英語で説明を受けましたが、半分くらいしか理解できず。茶葉のサイズからいろいろと種類が分かれるのですが、B.O.Pが大衆に人気だそう。
↓キャラメルクリームとというプリン。めちゃくちゃ美味しいので3個も食べちゃいました。日本でも売れると思うんですけど…。
↓ロータスタワーという、蓮の花を模したスリランカで最高の電波塔です。
旅全体としては、一部ぼったくられた以外は非常に良い旅だったと思います。特に象乗り体験やシーギリヤロックは魅力的でした。仏教が好きなら、寺院巡りも最高だと思います。
蝶の撮影としては時間が短すぎて全然満足に足りませんが、それでもセイロンウラナミジャノメ、ヤブイロメヒメジャノメあたりが撮影できたので良しとしましょう。